Concept & Story
暮らしと創作が交わる家
陶芸を仕事にされているご夫婦(30代+お子様1名)のためのアトリエ併用住宅です。1階に創作のためのアトリエと家族のLDK、上階にプライベートな居室を配置。「仕事と生活を分けたいけど、通勤時間はゼロにしたい」という願いを叶えた、職住一体の木の家です。
大きな窓と吹き抜けで採光を確保し、安定した自然光が一日中注ぎます。創作と日常生活が自然に共存する空間設計。来客時にも、生活感を見せずにアトリエやラウンジへ案内できる動線を確保しました。
48坪
延床面積158㎡。住まいと仕事場を一棟にまとめた広さです。
0分
通勤時間。窯出しの朝も、夜の仕上げも、家の中で完結します。
2階建て
1階を仕事と家族の場、上階を居室に。階でオンオフを分けています。
2024年6月
竣工。所沢市の敷地で、自社大工が一棟を通して担当しました。
Living & Working
暮らしと仕事の空間
床に座って向き合う和の一室
縁付きの畳を敷き詰めた和の一室。ろくろの前に長く座る仕事だからこそ、休憩は床に直接座れる場所にしたいというご要望でした。畳の柔らかさと、窓から届くやわらかな光が、気持ちを切り替える時間をつくります。
梁を見せた家族の集うLDK
勾配天井に梁を見せたLDKは、家族が自然と集まる場所。キッチンからリビングまで見渡せる配置で、家事をしながら子どもの様子も見守れます。創作の合間にひと息つける、明るく開放的な空間です。
Hospitality & Light
作品を見せる場と、創作を支える光
吹き抜け・大開口
上からの光で空間を満たす
創作には、安定した自然光が欠かせません。二層分の高さをとった吹き抜けと、床から天井まで伸びる大きな窓で、時間帯によるムラの少ない明るさを確保しました。作品の色を確認する際も、正確な色合いが見えます。レースのカーテン越しにやわらいだ光が白い壁と床に反射し、日中は照明に頼らずに過ごせます。
飾り棚
日常の中に作品を飾る
壁面や造作の棚に作品を飾り、家族も作品と共に暮らす。来客を通すラウンジだけでなく、日々の暮らしの中で自然と作品が目に入る仕掛けです。吹き抜けは風の通り道にもなり、一年を通じて快適な室内環境を保ちます。
来客動線と生活動線の分離
玄関からアトリエ・ラウンジへは、生活スペースを通らずにアクセスできます。お客様が作品を見にいらしても、洗濯物や家族の部屋を目にすることはありません。アトリエからの内部動線で居室へ上がれるため、仕事中に子どもの様子を見に行くこともスムーズです。
0室
玄関からアトリエへ向かう間に通る生活スペースの数。来客動線を完全に分けています。
3.2m
玄関土間からアトリエ入口までの距離。搬入も、来客の案内も短い動線で済みます。
2経路
上階の居室へ上がる階段の数。来客用と家族用を分けて設けました。
1.8m
アトリエ入口の建具幅。作品を抱えたままでも通れる幅を確保しています。


