平屋の居間は、二階建てより天井を高くできます。上に部屋を載せる必要がないので、屋根の勾配をそのまま室内に見せられるからです。和彩堂ハウスの平屋で勾配天井をご提案する理由は、床面積を増やさずに「広さ」を手に入れられることにあります。
ただし、天井を高くしただけでは寒々しい空間になります。大切なのは窓の位置です。高くなった壁の上のほうに横長の窓をとると、庭に面した大きな窓からの光に加えて、上からの光が天井の木を照らします。二方向から光が入ることで、朝と夕方で居間の表情が変わります。
庭に面した窓は、床から天井まで開口をとり、外の緑を「絵」ではなく「続きの空間」として見せます。窓枠を木で作ると、外の景色に額縁がつき、雑然とした庭でも落ち着いて見えます。和彩堂ハウスでは窓の枠と床の木を同じ樹種でそろえ、室内から庭までの視線が途切れないようにしています。
高い天井は冷暖房が効きにくい、とよく言われます。私たちはシーリングファンで空気を動かし、天井裏の断熱を壁より厚くすることで、実測で二階建てと同じ光熱費に収めています。広さと快適さは、設計で両立できます。見学会では夏と冬、それぞれの日に室温を測ってお見せしています。
この記事のポイント
- 平屋は上に部屋が無いので、屋根の勾配をそのまま天井に見せられる
- 高い天井には上のほうの横長窓を組み合わせ、二方向から光を入れる
- 庭側は床から天井までの開口。窓枠と床の樹種をそろえると視線が途切れない
- シーリングファンと天井裏の断熱で、光熱費は二階建てと同等に収まる





